ワクチン・予防
Vaccine
予防接種
伝染病から守るためにワクチンを接種して免疫をつけましょう。こどものうちは2回~3回の接種、以降、1年に1回の追加接種をおすすめいたします。室内飼い、外飼い、散歩に行く、ドッグランに行くなど飼い方によって、必要ワクチンが変わりますので、ライフスタイルを教えてください。
犬:狂犬病予防接種、10種ワクチン、6種ワクチン
猫:4種ワクチン、3種ワクチン
*免疫があるかどうか抗体価を測定することも可能です。
<ワクチンに対してアレルギーを起こす子がいます>
★診療時間内早い時間でのご来院をお願いいたします★
症状は、お顔が腫れる、じんましんが出る(毛のないおなかの辺りを見てもらうと分かりやすい)、発熱、嘔吐などです。
もし、過去にワクチン後にアレルギーが出てしまった(ワクチン接種後様子がおかしかった)という子はご来院の際、教えてください。獣医師と相談の上、ワクチンの接種をどうするか決めましょう。ワクチンを接種する前にアレルギーを抑えるお薬を投与したり、ワクチン接種と同時にアレルギーを抑えるお薬を投与するなどの処置をします。それでも、時に反応がでてしまう子もいますので、接種後は飼い主さまが様子を見てあげてください。
おうちにきて初めてワクチンを接種する場合・・・
おうちの環境に慣れるまでまた、健康状態を把握するため少し様子をみてください。 7日~10日経過して体調がよい時にワクチン接種しましょうね!
犬のワクチン
狂犬病ワクチンは1年に1回接種することが義務付けられています。
犬の感染症予防のための混合ワクチンは、
6種(犬アデノウイルス2型感染症、イヌコロナウイルス感染症、犬パルボウイルス感染症、犬ジステンパー、犬パラインフルエンザウイルス感染症、犬伝染性肝炎)とこれらの感染症に加え犬レプトスピラ感染症4つの型の予防ができる10種をご用意しています。
子犬の頃は2~3回の接種 以降年一回の追加接種をおすすめします ワクチンの種類選びにつきましてわからない場合はわんちゃんのライフワークをお聞きしアドバイスしています。
猫のワクチン
3種ワクチン(猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫バルボウイルス感染症)4種ワクチン(3種+猫白血病ウイルス感染症)をご用意しています。
子猫の頃は4種をお勧めしています。
フィラリア症予防
犬・猫
蚊が媒介するフィラリア症はご存知ですか?
心臓に20~30センチほどの細長い寄生虫が寄生し、心臓をはじめ様々な臓器に悪影響を与えます。これには月に1回の駆虫するお薬を飲みます(体重によっては塗布するタイプもあります)。蚊がいなくなってから1ヵ月後までの投与が必要なため、この地域では5月~12月までの8回の予防が必要となります。
室内にいる小型犬の子や猫でも、予防をしていないためフィラリアに感染している場合や、また薬を最後まで飲まないことで感染してしまう子がいます。
フィラリア予防薬
犬:散剤・錠剤・おやつタイプ剤・スポットタイプ剤
猫:スポットタイプ剤
お薬を飲み始める前に検査を行います
ワンちゃんはお薬を飲み始める前は必ず検査をし、感染が有るか無いかを調べます。感染を知らずにお薬を飲むと心臓の中の成虫が移動し、急性フィラリア症をおこしたり、ミクロフィラリアが一度に大量に駆除されることによるショック症状など、重大な副作用が出る場合があるからです。
検査は院内で5分でできるので、結果はすぐ確認することができます。フィラリアに感染している場合は副作用を抑えるお薬を一緒に飲むことになりますので、獣医師にご相談ください。
※フィラリア症は猫もかかります。
犬に比べ寄生数が少なく症状も乏しいため、診断が難しく発見が困難な病気です。猫の症状はひどくなる場合が多く、呼吸困難、元気消失、何らかの症状が出てきたときには体がむしばまれ危険な状態で、突然のショック症状で死亡するケースもあります。蚊の多いこの地域では是非、猫もフィラリアの予防をしてあげてください。☆予防は月一回のスポットタイプのお薬を滴下します。
ノミ予防・マダニ駆除
ノミは蛹の状態で冬を越し、気温が上昇すると、振動や二酸化炭素の刺激により羽化し寄生します。お家の中にノミを持ち込んでしまうと、カーペット・家具の下・動物さんのおふとんなどに潜みライフサイクルを送ります。お外に出かけるねこちゃんは、出かけた際にノミを持ち帰ってしまい、飼い主さまが気付かないうちに寄生していることも多くあります。
ワンチャンが集まり楽しむ場所が増えてきたこの頃、ノミダニの予防をすることはマナーとなっています。ワクチン接種と同じように予防をしっかりして、アウトドアやドックランなど思いっきり楽しんでくださいね!また、近年、冬が暖かくなり、冬でもノミやダニが寄生していたということもあります。そのため、通年の予防をお勧めします!
ご協力をお願いしています
いろいろな動物さんが治療をしに病院へやってくるため、手術・検査・治療で入院室を使う場合、ノミダニ予防のお薬の投与の確認をし、予防をしていない場合は投与をお願いしています。(1ヶ月以内に投薬されているか確認させていただいてからの投薬になります)
申し訳ございませんが、ご協力をお願いいたします。
マダニについて
マダニは危険な病気を感染させる媒体なので、マダニが体に潜んでいたら駆除してあげましょう。
マダニは、山やお散歩中の草むら、河川敷など自然の中に潜んでいます。お散歩やこのような場所に行った場合、マダニが体についてないかチェック(頭や耳、目の縁やお腹、足の指の間など)しましょう。
チェックして、もしマダニがいるようでしたら、つまんで引っ張ることはお勧めしません。くちばしが残ってしまい炎症を起こす原因があるからです。先のとがったピンセットや毛抜きで皮膚とマダニの間をつまみ左右に動かしてそっと引き抜いてください。アルコールを塗布することにより、一瞬マヒして取りやすくなる場合もあります。難しいと感じる方、取るのが不安な方は、病院に連れてきてください。
マダニ駆除・予防しましょう
スポットタイプなどの薬剤を塗布しておくことは、素早くマダニを駆除する効果があります。マダニはついてしまいますが、薬剤で素早く駆除され、すみやかにマダニを退治。マダニの吸血からうつる病気などから守ります。
おいしいタブレットタイプのお薬です。こちらも効果は約1ヶ月です。スポットタイプのお薬ではカバーしづらかった顔や足先など末端まで薬が行き届きます。投薬が簡単、皮膚が弱いなどの理由でつけることに抵抗があった子も使っていただいています。
フィラリアの予防もできるオールインワンタイプのお薬は当院では使っていただいている子多いです!