歯科治療
Dental
ファイン動物病院の
歯科治療
歯科治療について
当院で行っている歯科予防・治療をご説明します。
まずは、口の中を見せてもらえるようにすることから。小さなうちから慣らしておけば習慣として見せてもらえるようになります。 口の中をしっかり見ることで、乳歯の遺残をはじめ歯の発育異常、不正咬合を早期に発見し、日常アドバイスや治療を行うことができます。診察中も子犬さんはお口の中をできる限り見る練習をしています。
小さいころから慣らしておけばお口の中の病気の早期発見につながります。
歯科治療が必要な場合、治療をご希望の場合
診察して治療方針を説明致します。
その後、術前検査をし、麻酔をかけて、詳しい視診・歯科レントゲンをしたのち歯石除去・口腔外科手術へ治療をすすめていきます。費用、治療方法は麻酔下の口腔内検査をしてみないと分からないこともあります。
検査・歯科治療ともに予約制となっています。
お口の中をきれいにするスケーリング
お口の中をきれいにするスケーリングは日帰りで処置できます。ひどくならないうちにスケーリングをすることで口腔内をきれいに保ち、歯周病菌から体を守ることができます。歳をとると、毎日のはみがき、定期的な診察とスケーリングの大切さがわかってきます。
抜歯が必要な場合は点滴による痛み止め投与等のため基本的に1泊となります。
歯が割れた・折れた 破折
経過がたっていて麻酔下にて歯科用レントゲンを撮影。感染がおこってしまっている場合は抜歯をすることが多いです。
感染していない場合・・・
歯髄が露出していない場合、きれいにしてレジンでの修復あるいは歯内療法では抜かずに治す方法をとっています。
抜歯の必要がなく歯が残せる場合、歯を残しての治療をご希望の場合(感染がひどくご希望に添えない場合もございます)
歯髄が露出してしまい(露髄)っている場合は歯内療法を行い歯の修復をします。
当院での歯のクリーニンングにつきまして
ただ、歯石をとるということでなく、歯と歯肉の間の汚れを取り、洗浄、歯周病をこれ以上悪くしないようにすることが目的にこだわって施術しています。
院長(日本小動物歯科研究会 講義・実習レベル4まで終了)
施術後、1年間の口腔ケア、麻酔下の再処置で歯周病がよくなっていて抜歯が必要であると1年前に思われた歯がきれいにするだけですんだケースもあります。
歯科レントゲンでよくなっていると分かるととてもうれしいですね。
ワンちゃんの歯科
(口腔内)治療
歯ぐきの腫れについて
お口の中をよく見てください。
歯石が付いていませんか?臭くないですか?
歯ぐきが腫れたり、膨らんだりしていませんか?
たまにはチェックしてみてください。
歯石が付いていて匂う場合は麻酔をかけて歯石をとり、きれいにしてあげることで匂いが改善されます。また、写真のように歯ぐきが膨らんでいる場合、見た目歯に異常がないように見えても、下の見えない歯根の部分に感染をおこして腫れあがっていることがあります。
そして、中年齢以降の動物の場合に気をつけたいのが、口の中にできる腫瘍です。良性のものもありますが悪性であることが多く、小さいうちに発見して外科的に大きく切除することが予後にとても関係します。切除しきれないなど、専門医の紹介をさせていただくこともあります。
歯内療法(歯根治療)
歯科レントゲンを撮影し、抜歯せずに治療できると判断した場合は歯を残すこちらの方法で治療させていただいています。
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ネコちゃんの歯科
(口腔内)治療
診察中に診られ、お話しすることは猫ちゃんの歯周病・口内炎、まれにお口の中のできものです。
症状として、ご飯が食べれない、よだれが出る、食べずらそうに食べる、固いものが食べられなくなった、片方だけでたべる、口をひっかくしぐさをする、口をあけたときに痛がって鳴く、このようなことが挙げられますが、あまり気づくことがなかったけどお聞きするとそういえば・・・と飼い主様がおっしゃられることもあります。
あてはまるものがあればお口の中にトラブルがある可能性があります。
歯肉炎・口内炎
ねこちゃんにはとても多いことで、ごはんを食べずに痩せてきてしまったというお話から、診察でひどい口内炎を起こしていることが見つかる子は多いです。
口腔内の炎症をとるために、抗生物質やステロイド剤の投与で一時的に症状の改善が認められますが、薬を投与しないとまた痛くなってしまう。というような繰り返しになってしまうこともあります。
内科的な治療では繰り返す炎症や痛みを、口腔外科治療で抜歯することにより歯の周囲の炎症を消失させることができる可能性があります。
口腔内の治療として抜歯をすることで口腔内の衛生状態をを保ち、痛みの元の炎症がおこらないようにできます。
口腔内治療・歯科処置について
先に書いた師肉炎・口内炎が特に多く、ネコちゃん特有の歯が溶けてしまう病気、稀に口の中にできものができることがあります。
お口の中がチェックでき、ケアできるといいのですが、なかなか嫌がってしまってできない場合やお口の中にトラブルがあると口の周りをさわらせてもらえず、抱えている痛みに気付いてあげられなくなってしまうこともあります。
そのため、ひどくなる前にお口の中をきれいにしたり、治療することで痛みを取り除いてあげることが大切です。
中年齢以降で多い歯科トラブルとして、歯周炎から歯根周辺病巣が化膿して痛みをともない、だんだんと食事がとれなくなり体が衰弱してしまう、また、炎症により他の病気を併発というような悪循環もおこりえます。
歯石を除去し、悪くなっている歯は抜歯します。抜歯をすると痛みがなくなりますので、食欲があればごはんは食べられますし、痛みを抱えている状態よりもしっかり食べるようになる子もいます。
歯科レントゲンを撮り、それぞれの歯の状態をチェックしたのち、抜歯をするのか、歯を残すのかを決めます。見えない部分で痛みの要因となっている場合もあります。
口内炎や歯周病での抜歯、口腔内のできもの切除で欠損した部分は歯肉粘膜フラップを作成します。
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口腔内腫瘤のできもの切除
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切除縫合後の様子
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予防歯科
予防歯科処置
歯肉炎や抜歯が必要なほどの歯肉の後退や化膿が起こる前に処置することが大切です。短時間で済みますし、歯石除去だけであれば体にかかる負担も少なくて済みます。
- 麻酔をかけるための血液検査
- 麻酔をかける、口腔内を観察、(歯科レントゲン)
- スケーリング、歯垢・歯石除去
- ルートプレーニング、歯周ポケット内の歯石・歯垢を除去
- ポリッシング、歯面研磨
- 洗浄
麻酔をかけて口の中を観察し分かることもあります。悪化してからでは、時間も費用もかかりますし、動物たち自身の負担も増えてしまいます。
予防歯科を上手に利用して、いつまでも元気な歯を保ってあげてください。
歯みがきするって・・・
動物たちも、私達と同じように歯磨きは大切です
わんちゃん、まず、信頼関係が必要です☆
歯みがきの前にできるかな? チェックしてみてください。
口のまわりをさわり、唇をめくっても嫌がりませんか?
いつでも、どこでもお座りできますか? 「離せ」などの号令で口にくわえたものを離すことができますか?
体をやさしく抱きしめても(押さえても)嫌がりませんか?
呼び戻しができますか?
「終わり」の号令でリリースしてますか?
新しいものやことに慣れる練習してますか?
上から覆いかぶされても怖がりませんか?
チェックしてみてどうでしょうか?
これらがすんなりできると飼い主さんを信頼し歯磨きへの近道になります。
猫ちゃんたちは、子猫の時からトレーニングを行うことが大切です。
嫌にならない程度にお口の中を触る練習。少し嫌だけど受け入れられる状況を作りましょう。
トレーニング後はご褒美やフードを与えてもいいです。
口を触ることができるようになればデンタルシート 歯ブラシを使ってみましょう 綿棒も使えます。
一番大切なことは飼い主さんが無理しすぎないこと 嫌がらせず、好ましいことと猫ちゃんたちが認識してくれることです。
デンタルケアグッズ
動物用の歯磨きペーストがあります。この酵素入りペーストを使ってほしいと思っています。
子供のころからお口の中を触る練習して歯磨きを習慣づければ、すんなり触らせてくれます。もちろん、大人になってからも少しずつ慣れるようにもできますので、根気強く練習していってくださいね。
歯磨きケア用品、どうしても歯磨きできない場合のお勧め用品揃えてあります。
よろしければ見てみてくださいね。もちろんご説明もさせていただきます。